セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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ファミリービジネス事例2 山元グループの場合
2000人を超える従業員を擁し、地方都市に本拠地を置きながら国内40か所の営業拠点で事業を行い、住宅、マンション、不動産関連事業を展開する山元グループ(仮名)は、明治後期に設立され、昨年創業110周年を祝いました。創業者の山本信吾郎氏は、林業を営... -
ファミリーの幸福とビジネスの発展事例1
ファミリービジネスの具体例を2つご紹介いたします。 【近藤電器店(仮名)】 近藤電器店の近藤修社長は、父親が開業した家族経営の電器店の二代目社長です。高校卒業以来、父親の店を手伝い、5年前に社長を交代しました。父親の代から親身に顧客の相談に... -
ファミリービジネスのリーダーシップとは
ファミリービジネス研究の権威のIvan Lansberg氏は、ファミリービジネスの経営者に期待するリーダーシップを「両手利きのリーダーシップ※」と呼んでいます。 ・ファミリーとビジネスの両立 ・長期ビジョンと短期・中期の利益の両立 ・自由さと計画性の両立... -
ファミリービジネス 両手利きのリーダーシップ
ファミリービジネスパラドックスをはじめ、ファミリービジネスのリーダーは様々な葛藤に身を置くことになります。 ファミリービジネスの強みも弱みも、多くはファミリービジネス独特の構造、ファミリーとビジネスという二つのシステムが重複していることに... -
ファミリーか、ビジネスか
ファミリーか、ビジネスか。これは、ファミリービジネスの関係者、つまり3円モデルの中のそれぞれの立場に立つ人にとって究極のテーマで「ファミリービジネスパラドックス」と呼ばれるものです。 立ち位置によって、短期的な利害関係は異なりますが、長期... -
ファミリービジネスの成果 短期か長期か?個人か全体か?
ビジネスには、単年度の短期的な成果が求められる一方、次世代、次々世代にビジネスを渡していくためには長期的な計画が必要です。一刻の猶予もない問題解決や、日々の業務に忙しく終われる毎日に、次世代、次々世代のために30~50年のスパンで物事を考え... -
ファミリービジネス:上場か非上場か?
ファミリービジネスにおいて、集中オーナー型をとるか、分散オーナー型をとるか、あるいは、その折衷型とするか、財産の公平な分配を旨とするファミリーの理論と、議決権を集約して効果的な意思決定を行うビジネスの理論が葛藤する問題です。 【株を上場し... -
複雑なシステム
ファミリービジネスシステムは、ファミリー、ビジネス、オーナーシップの3つの要素が重なり合うことに加え、複数の世代が関わり合っていることも特徴です。引退した長老世代、現役の働き盛りの世代、学生、子供などが同居するシステムです。複数の世代がそ... -
兄弟経営「林原」の場合
2011年に会社更生法の適用を申請した林原グループは、優秀なビジネスでありながら、ファミリーとビジネスの重複を上手く管理できなかったために破綻した事例ということができます。林原家は代々、長兄至上主義をとっており、弟は兄にたてついてはいけない... -
帽子のかぶり分け
ファミリーとビジネスの帽子をかぶり分ける 【ファミリーとビジネス、異なる価値の重複】 会社で働くファミリーメンバー、特に社長や後継者などのビジネスとファミリーが重なる部分に位置する人は、二つの異なる価値観を同時に持つことになります。 この二...