セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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ファミリービジネスの本質:スリーサークルモデル (2)
ファミリービジネスの三円モデルは、一目でシンプルに理解できるものなので、ファミリービジネスシステムの複雑さを理解することに役立ちます。 研究者、学者、オーナー経営者や経営陣、ファミリーの構成員が、ファミリービジネスというシステムの強さや... -
ファミリービジネスの本質:スリーサークルモデル(1)
三円モデル(Three Circle Model:スリーサークルモデル)ファミリービジネスの本質を理解するために、三円モデルが有効です。これは1982年にTagiuriとDavisによって図式化されたもので、以降、多くのファミリービジネス当事者や学者、アドバイザーが... -
経済・教育・生活の根幹を担うファミリービジネス
ビジネスファミリーの中には、教育に夢を向けるファミリーも数多くあります。 多くのファミリービジネスが、私立学校の創設者になったり、スポンサーになったりしています。たとえば、創業250年の名古屋の衣料メーカー「タキヒョー」は、大正時代に滝実... -
ファミリービジネス:地域との深いつながり
ファミリービジネスの夢は、慈善事業や地域貢献活動、フィランソロピーといった形にも現れます。 江戸時代の商家も、社会貢献活動を盛んに行っていました。たとえば大阪では、大阪の富裕な商家の旦那衆は「有徳人」と呼ばれていました。彼らは神社仏閣だけ... -
ファミリービジネス:個人とファミリー
ビジネスファミリーに生まれた者にとって、個人の幸福を追求することと合わせて、ビジネス(事業)とファミリー(家族、親族)の両者において重要な責任を持ち、その幸福を実現することは生涯の課題になります。 時には双方の利害は相反するものになり、葛... -
減少する親族内承継
近年では、中東諸国、インド、シンガポール、香港などアジア諸国でこれらファミリーガバナンスの取組みを行うファミリービジネスが急速に増えています。 また中国においては、改革開放政策によって生まれた企業が世代交代の時期を迎えており、ファミリービ... -
ファミリーとビジネス:分離から統合へ
ファミリービジネス研究の現在は、ガバナンスに関する議論が主なテーマになっています。 米英的な不特定の多数株主を踏まえた、マーケット型のコーポレートガバナンスと、欧州型の創業・オーナーファミリーの限定的な少数株主を中心とするコントロール型の... -
ファミリービジネスのほうが業績が良い
ファミリー企業と非ファミリー企業を比べると、どちらのほうが業績が良いのか、という調査が世界各国で行われました。 その結果は、ほとんどの先進諸国においてファミリー企業のほうが業績が良いというものでした。「ファミリービジネス白書2022年版」にお... -
気づいた人から始める:ファミリーガバナンス
あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 本年度は、「ファミリーガバナンス」に焦点を当ててお伝えしてまいります。 【ステップ1:気づいた人から始める】 ステップ1では、ファミリーガバナンスの構築の前提として... -
ファミリーガバナンス:5つのステップの内容
新年から下記の表のステップを踏みながら、ファミリーガバナンスについてお伝えしていきたいと思います。どうぞ良いお年を! ステップ対象Who?内容1気づいた人から始める社長、後継者、 次世代メンバーI・ファミリーガバナンスの価値を学ぶ・ステップ1~...