ファミリービジネス・コンサルタントは修行僧のようなもの

ファミリービジネスコンサルタントとして、クライアントのファミリーと仕事をすると、、
様々な領域のテーマに関わることになります。

ビジネスの課題や家族の関係はもとより、
政治的、宗教的な団体とのつながりや、
教育、健康、地域の風土などの様々な要素が
クライアントの過去、現在、未来に影響していることに直面します。

これらの複雑な関係の中に入り、コンサルティングを行う者にとって、
一般論としてのソリューションを語ることはできても、
それが必ずしも特定のクライアントにとってのベストのソリューションであるとは限りませし、
かえってクライアントの望むものから遠ざかるものにもなりかねません。
あらかじめ答えを決めてクライアントに接することは、大変危険なことであると考えています。

ファミリービジネスコンサルタントは、ある時はファミリーの中に入り、同じ目線で感じ、考え、
またある時は客観的な視点から分析し、
クライアントに選択肢を提示することが求められます。

そのために、常に自分に対して
「偏りはないか?」、「思い込みは無いか?」、「好き嫌いで判断していないか?」
と、問いかけ、自分を正す必要があります。

FFIで出会う、多くの先輩ファミリービジネスコンサルタントがそうであるように、
私は、常に修行僧のように、事実に対して謙虚でありたいと思います。

 

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