FFI 2012 ファミリービジネスからファミリーエンタープライズへ

ここ数年でFFIでは「ファミリービジネス」という言葉があまり使われなくなり、
その代わりに「ファミリーエンタープライズ」と呼ばれることが多くなっている。

この背景には、26年の歴史の中で、FFIで扱われる課題や問題意識が変化してきていることがある。

FFIにおいても、設立当初の大きなテーマは事業承継であった。
事業承継については数々の研究と実践の事例から、
そのアドバイスのあり方について、メンバー内で大方のコンセンサスが出来てきた。

その結果、単にファミリーとビジネスだけを見るのではなく、
ファミリーが持つべきさまざまな機構;
ファミリー評議会、オーナーシップ評議会、フィランソロピー、
ファミリーアカデミー、持株会社、ファミリーオフィスなど、
を含めてファミリービジネスシステム全体を構築するようになる。

さらに、事業会社(ビジネス)を持たずに、資産運用をメイン事業とするファミリーも
コンサルティングの対象になることが多い。

このシステムを、「ファミリーエンタープライズ」と呼ぶほうがふさわしい、
ということのようだ。

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