世界経済はファミリービジネスが動かしている

「ファミリービジネス」という言葉は、国によって制度が異なるため、研究者の定義が定まっていないのが実情ですが、本ブログでは、一般社団法人日本ファミリービジネスアドバイザー協会(FBAA)の定義している「ある特定のファミリー(創業家)が会社の所有(株式)および経営のいずれか、または双方を実質的に支配しているか、会社の経営方針に大きな影響力を持つなどの企業」として用います。

 

「ファミリー」は、会社に影響力がある創業家、オーナー家を示します。世帯、親族、姻族など、その範囲は個別の事情によって異なるため、当事者が一族であると考える範囲を想定しています。また、会社(ビジネス)と対になる概念として用いる場合もあります。

 

意外に知られていない事実は、世界経済の原動力となっているのがファミリービジネスである、ということです。米国FFI(Family Firm Institute)によると世界のGDPの70%~90%はファミリービジネスが作り出しており、日本経済大学の後藤俊夫教授によると、日本の企業の90 %以上がファミリービジネスとのことです。さらには、ファミリーの影響が少ないと思われがちな日本の上場企業においても、半分以上はファミリービジネスです。(ファミリービジネス白書2018年版)

 

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