
会社の株は本家の長男が集中的に所有していても、いとこ、はとこまでがビジネスに参加しているような場合、一族の動向がビジネスにも大きな影響力を持つ状況であれば、ファミリーは情緒的なオーナーである、ということができます。
単純に株を持つこと(法的なオーナーシップ)だけでなく、会社の維持発展に対して一族が強い決意をもって臨んでいる場合、情緒的オーナーと捉えます。
ファミリーメンバーがたとえ株を持っていなくても、事業に対して好意的な目を向け、間接的でも応援している意識でいることは、事業や社員にとって目には見えないけれど、力となっています。
また、他人から見れば、同じ苗字のファミリーメンバーを見れば、その事業の関係者であると無意識に思うわけで、その人の人格や言動と事業とを重ねて見ることもあるでしょう。
ファミリーメンバーとして情緒的オーナーとしての自己認識を持つことは、自分を律する上でも、事業にとっても良いことだと思います。
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