ファミリービジネスアドバイザー:ハードとソフト両面のスキルが必要

FBAA(一般法人日本ファミリービジネスアドバイザー協会)の資格認定プログラムは、是前号でご紹介した第1のタイプの専門家(法務、税務、経営など)が、第2、第3のタイプのコンサルティング業務ができるようにとレーニングを行うものです。加えて、ファミリービジネスオーナー経営者や非ファミリー取締役の方がたも熱心に参加しています。

ファミリービジネスの3つのサブシステムに向けて総合的なアドバイスを行うためには、様々な専門分野の知識が必要になります。

これらの専門分野は、2つのグループに大別できます。ひとつはハードスキルの専門分野で、弁護士、会計士・税理士、社労士、司法書士、行政書士、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー、銀行家、生命保険プランナー、経営コンサルタントなどの分野です。ハードスキルの専門家は、主として、ソリューションの提供が助言の目標になります。

もうひとつは、ソフトスキルの専門分野で、セラピスト、カウンセラー、エグゼクティブコーチ、組織開発コンサルタントなどの分野です。これらのソフトスキルの専門家は、ソリューションの提供以上に、クライアントが課題解決に向けて変化を起こすプロセスの支援に重点を置いています。

長期にわたって発展成長するビジネスと、世代を超えて健康的で強い絆を持つファミリーを育成し、ファミリーとビジネスの相互作用を高めるために、ファミリービジネスに対するコンサルティングには、これらのハード、ソフト両面のスキルが必要になります。このような業際的なコンサルティングは上記の図のようなイメージになります。

シェアはこちら
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次