学習志向のアドバイザー2 

前号に引き続き、学習志向のアドバイザーに依頼することが望ましいことをお伝えします。

ファミリーとビジネスが重なる複雑な状況においては、学習志向のアドバイザーが、他の志向のアドバイザーよりも適切なソリューションを提供でき、共にプロセスを歩めるということです。

この調査の情報から、問題の複雑さの度合いに応じて、またファミリービジネスの関係者が開放的か閉鎖的かの度合いに応じても、適切なアドバイザーのタイプは異なることも確認されました。それは以下のようなものです。

  • 問題が複雑で、クライアントのファミリーが開放的な場合はクライアントの自発的なフィードバックを受け止めることができる学習志向のアドバイザーが望ましい
  • 課題が単純で、クライアントファミリーが開放的な場合は、クライアントの自発的なフィードバックを受け止め、過去の知識・経験の蓄積からソリューションを提供できる、権威(証明)志向のアドバイザーが望ましい
  • 課題が複雑で、クライアントのファミリーが閉鎖的な場合は、積極的にクライアントのフィードバックを求める学習志向のアドバイザーが望ましい
  • 課題が単純で、クライアントのファミリーが閉鎖的な場合は、権威(証明)志向で臨み、積極的にクライアントのフィードバックを求め、過去の知識・経験の蓄積からソリューションを提供できる、権威(証明)志向のアドバイザーが望ましい

この指摘を、御社のアドバイザー選びの指標に加えていただきたいと思います。

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