2022年ファミリーガバナンス構築を目指す

ファミリービジネスは我が国の企業の90%以上を占める存在であり、上場企業の中でも約半数はファミリービジネスです。まさに我が国の経済の原動力といえる存在です。

戦後に生まれた多くのファミリービジネスは、現在3世代目、4世代目に引き継がれています。ところが、今世紀に入って、オーナー家の親族内で事業が承継される企業が減少し続けています。

日経新聞によると、中小企業の70歳以上の経営者245万人のうち、約半数の後継者が未定であり、2017年には2万8千社が休廃業、解散、これは増加傾向にあると言います。しかも休廃業する企業の半数は黒字の状態です。会社を残したくても後継者がいないため廃業せざるを得ない状況で、このままだと約22兆円のGDPが失われる恐れがあるとのことです。日経新聞はこれを「大廃業時代」と呼んで警鐘を鳴らしています。

このブログで、これまでもお伝えしてまいりましたが、2022年に向けて、改めて、オーナー家のメンバーが、個人としての幸福を追求しつつ、幸福で強靭なオーナー家を維持、発展させ、強いビジネスを育成し、永続させるための方法を提案し、同族企業(ファミリービジネス)が世代を超えて永続的に発展するための力を持つために行うべきことを、ファミリーガバナンスの構築に焦点を当てじっくりと解説していきたいと思います。

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