一族が集まるフォーマルなミーティングの進め方 

事業の兄弟所有以降、ファミリーミーティングのメンバーが多数になる場合、ミーティングにはそれなりの準備が必要になります。

特にいとこ・はとこが参加する、いとこ共同所有の段階では、各分家の代表者や次世代のメンバーが「評議員」として参加する「ファミリー評議会」を組織してファミリー全体にかかわる事項を討議し、とりまとめることが必要になります。

次世代メンバーはやる気だが、年長世代は慎重、というように、この段階では、いきなり3円モデルにかかわる全員で始めることが難しいことがあります。このようなときには、例えば、意欲的な次世代のいとこ同士でスタートし、徐々に年長世代を巻き込んでいく、という方法もあります。後継者世代のいとこ同士でスタートし、その成果に年長世代が感心し、抵抗していた社長があとから参加した、という事例もあります。

また、年長世代で始めるときには、できるだけ早い段階で次の世代のファミリーメンバーを巻き込むことをお勧めします。年長世代と次世代のファミリーメンバーの相互理解は、ファミリーの継続性にとって非常に重要なことだからです。いずれにしても、まずは必要性に気づいた人が、参加できる人たちに呼びかけて始めてください。

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