
前回のブログでもお伝えしたバランスポイントは、オーナーサイドと経営マネージャーサイドの目標を統一させる仕組みです。バランスポイントは、特に以下の状況で効果的に機能します。
1. 創業者の引退など、パワーを持つ人がその役割を変える場合
2. 非同族社長に経営を任せるなど、オーナーとマネージャーが違う人間である場合
3. 分散オーナー型のオーナーシップなどで、複数のオーナーがいる場合
このような仕組みを備えることで、オーナーファミリーはビジネスに対する意見をひとつにまとめることができ、ファミリーとビジネスの間のコミュニケーションを効果的に行うことができるようになります。
このバランスポイントモデルをさらに発展させ、ファミリーサイドのバランスポイントをファミリー評議会に置き二重のバランスポイントによって拡大するファミリーのニーズをひとつにまとめ、幅広い事業領域を持つビジネスに対して方針を示していこうとしているファミリーもあります。
あなたが関わるファミリービジネスの規模とオーナーシップの段階を踏まえて、それに合うファミリーガバナンスとビジネスガバナンスの仕組みづくりに取り組んでいただきたいと思います。
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