ファミリービジネスの特質を踏まえた新しいコンサルティング

ファミリービジネスは常に変化を続けているものです。

3円モデルの各要素、ビジネス環境の変化と成長に伴う変化、ファミリーの発展に伴う変化、オーナーシップの移行に伴う変化、それぞれに大きな課題がありチャレンジがあります。とくに世代交代の時期には、これらの変化が一度に表面化し、専門家の助けが必要になります。

ファミリービジネスに助言する専門家は、税理士、会計士、弁護士、社会保険労務士、中小企業診断士、経営コンサルタント、金融機関、生命保険、ファイナンシャルプランナー、エグゼクティブコーチなど多岐にわたります。さらにファミリーの中で問題が起きたときには、心理学の専門家(セラピスト、カウンセラー)が必要になることもあります。

ファミリービジネスのオーナー経営者は、これらの各分野の専門家と個別に接し、アドバイスを得ているのが実情です。それぞれの専門分野からの助言の中には、互いに矛盾するアドバイスも少なくありません。

ファミリービジネスは、非ファミリービジネスに比べて複雑なシステムです。

ファミリービジネスと非ファミリービジネスの区別をしない、従来の経営理論の代わりに、3円モデルの全体を視野に入れた、ファミリービジネスのための新しい経営論が求められるのと同時に、ファミリービジネスの特質を踏まえた、新しいコンサルティング論も必要です。

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