アジアのFBコンサルタントの勉強会

年に3,4回、アジア各国のファミリービジネスコンサルタントとオンライン勉強会を行っています。
日本、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、タイ、フィリピン、オーストラリアなどから、ファミリービジネスに助言するメンバーが参加します。

彼らは金融機関、コンサル会社、ファミリーオフィス、大学等でファミリービジネスに助言する仕事に従事する人たちで、FFI(Family Firm Institute:米国)のメンバーです。

今回のオンライン勉強会では、メンバーのクライアントを事例に意見交換しました。

インドネシアの第2世代のファミリービジネスで、第3世代への移行の時期を迎えている、
第3世代は社長の3人の息子、娘とその配偶者、2人の甥が事業に参加していて、
70歳になる社長は、胸の内には次の社長候補を決めているが、まだ発表できずにいる、
第3世代は業務上のコミュニケーションは取れるが、ファミリーとしての結束は弱い、
等の情報をジェノグラムを見ながら説明したうえで、
アドバイザーとしてどうするべきか、参加者との意見交換。

どうしたら平和裏に社長が引退し、世代交代できるか
次世代は多くのファミリーメンバーが就業しているが、ファミリーの力動をどう扱うか、
アドバイザーの助言をどの程度出すべきか
声の大きい人とあまり話さない人のバランスをどう扱うか

について、有意義な意見交換を行いました。
「アドバイザーは結論を出すのではなく、ファミリーが結論を出すプロセスを整備すべし」
「次世代はたいてい先代がごちゃごちゃにしたものを整理する事に力をそがれている」
など、なるほどと思う意見も多くありました。

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