強いリーダーの部下は、弱くあること学習する

創業期、社長にはすべての意思決定が集中します。
それらを迅速に処理していくことで、
会社を成長期へと導いていくことができます。

この時代は、ワンマン経営が必要な時代です。
事業が成長し、社員数が50人を超えるようになったとき、
あるいは次の世代への承継の時期になったとき、
ワンマン経営は問題を起こし始めます。

ワンマン社長の決断が現場の感覚とかけ離れてしまったり、
後継者が一向に育たない、という問題です。

それは、強いワンマン社長の周りの人たちが、
弱くあることを学習するからです。
自分たちが弱くあることで、強い社長が機能し、
バランスが取れるということを学び、
弱くあることを維持することが
会社の成長のために必要なことである
と(無意識に)考えるからです。

世代交代の時期、
特に創業者から二代目への承継の時期に、
後継者はこのことを知っておく必要が有ります。

承継の時期に「強いオヤジ」と上手くいくために、
「弱い自分」を無意識に作り出すという落とし穴にはまりがちなのです。

このような落とし穴にはまっている後継者に出会うことが多くあります。
後継者がこの落とし穴から抜け出すために、
いろいろな対処法がありますが、
まず最初に自分が無意識に学習してきた、
「弱い自分」を意識できるようになることが大切です。

このことが意識できれば、次のステップとして、
たとえばオヤジと真正面からぶつかってみる、
自分の考えをしっかりと伝える、
などの行動もできるようになってくるでしょう。

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