ファミリービジネス– category –
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FFI 2012 ファミリーの人数が減っていく
毎年FFI総会に来ると、その年の新しい話題を耳にすることがある。 今年の新しい話題は、「ファミリーの人数が減っていく」現象だ。 日本に限らず、先進諸国では少子化、高齢化が進む。従来、子だくさんの傾向が強かったビジネスファミリーも、だんだん... -
FFI 2012 ファミリービジネスからファミリーエンタープライズへ
ここ数年でFFIでは「ファミリービジネス」という言葉があまり使われなくなり、その代わりに「ファミリーエンタープライズ」と呼ばれることが多くなっている。 この背景には、26年の歴史の中で、FFIで扱われる課題や問題意識が変化してきていることがある。... -
FFI 2012 総会に来ました
一昨日からFFI総会に来ています。 今年はベルギーのブリュッセル。4年に1回はアメリカを離れ、ヨーロッパで行われています。前回のヨーロッパ開催は4年前のロンドン。 通常は400名~500名の参加ですが、今回は300名弱。やはりアメリカ人の参加が減るようで... -
なぜファミリー評議会を行うのか。その3
ファミリー評議会を行う理由 その3: ファミリー内の利害関係の調整 オーナー経営者は、単独で意思決定することが多い。通常はオーナー経営者の独裁的な意思決定に周囲も従う。ところが、ビジネスが成長するにつれ、配偶者や親族内に反対意見が多いこと... -
なぜファミリー評議会を行うのか。その2
ファミリー評議会を行う理由 その2:問題を事前に防ぐ ビジネスの論理とファミリーの情が重なり合うファミリービジネスにおいては、人と人の関係は非ファミリービジネスに比べて、より複雑なものになる。叔父、甥の関係であると同時に、オーナーと従業員... -
なぜファミリー評議会を行うのか。その1
ファミリービジネスコンサルティングの定石の一つに、「ファミリー評議会の定期的な開催」がある。 創業時代の夫婦と子供たちで話し合う、「キッチンテーブル型」の会議から、創業者の子孫が、2世代、3世代にまたがり、従兄妹、はとこから代表者を選任し... -
新刊:「ファミリービジネス」知られざる実力と可能性
日本経済大学の後藤俊夫先生とハリウッド大学院大学の嶋田美奈先生による、「ファミリービジネス」-知られざる実力と可能性-が出版されました。 「ファミリービジネス」をアマゾンで見る ファミリービジネスの主だった研究が網羅された本としては、日本... -
後継者の経営革新と番頭
引退が近い社長は、保守的になることで会社を守ろうとし、 後継者は革新的であることで会社を守ろうとする。 引退が近い社長は、ビジネスに対して収穫を求め、 後継者はビジネスに対して種まきを考える。 経営の革新はまさに後継者の仕事である。 それは、... -
兄弟経営チームの成功要因
このところ、兄弟で経営するファミリービジネスからのコンサルティング依頼が続いている。 世代交代の時、先代も兄弟経営であれば次世代の兄弟経営にあまり大きな問題は生じない。次世代は手本を生で見ているからだ。 しかし、ワンマン経営者の次世代が兄... -
世阿弥:「家をつなぐのに大切なのは、血ではなく芸」
200年クラブの会員向けビデオのために、観世流太鼓方の観世元伯氏(父・同流十六世家元観世元信)にインタビューしました。 お能の歴史、芸を継承すること、時代に合わせて変えていくこと、変えないことなど、600年以上の年月を重ねて生み出されてき...