ファミリービジネス– category –
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事業を続ける強い決意
200年以上続くような老舗企業の歴史には、必ずといってよいほど拡大の時代と縮小の時代があります。ある老舗の8代目社長は、「墓参りのときに、先祖の墓が並ぶ中に中興の祖と言われた四代目の墓もある。しかし私が感謝するのはすべての先祖に対してだ... -
個人保証
事業承継の中で、個人保証の意味合いは大きい。社長が引退すれば、銀行は次の社長に個人保証を求めてくる。後継者が親族であれば前任社長も新社長に個人保証を任せやすいが、親族以外の後継者には頼みにくい。非ファミリーの後継候補者も、個人保証に二の... -
ファミリービジネスの方が戦略的HRマネジメントは効果が高い
台湾の上場企業を対象に行われた、ファミリービジネスの調査がある。大仁科技大学のChiung-Wen Tsao教授 らによる研究。2つの仮説に対して検証が行われた。仮説1)台湾の公開企業では、創業家のオーナーシップは会社の業績に肯定的な影響を与える仮説2... -
FBNジャパンのファミリー・ビジネス大賞
昨日、Family Business Network Japanによるファミリー・ビジネス大賞の授賞式が行われた。 FBNジャパンは2007年から優秀なファミリービジネスに対して表彰を行ってきている。 選考基準は、3世代以上経つファミリービジネスであり、ビジネス、ファミリー、... -
後継者の成長に役立つツール
後継者がリーダーとして成長していく過程は、試練の連続だ。香川大学の八木陽一郎准教授は、後継者のリーダーシップ育成のためには「内省」と「対話」が有効だとしている。日々の業務、社員との対話、失敗や成功、オヤジとの衝突、古参幹部との関係、これ... -
婚前の憂鬱
アメリカのファミリービジネスでは、ファミリーメンバーが結婚するときに、将来の配偶者に対して株式の扱いなどに関する「婚前契約書」をかわすことが多い。 二組に一組は離婚するといわれるアメリカでは、株の分散を防ぐための手立てが必要だからだ。 弁... -
次の世代で会社をダメにする13の簡単な方法②
昨日の続きです。8.ムスコがビジネススクールを卒業したらすぐに大きな権限を与え、娘の権限は少なくする。 - 娘には朝の会議にコーヒーとドーナッツを忘れないように伝える9.取締役は自分と妻だけ - 他人は入れない。 ... -
次の世代で会社をダメにする13の簡単な方法①
米国の雑誌「Family Business Magazine」2010年冬号に、おもしろい記事があるのでご紹介する。どうやったら簡単に次の世代が会社を失うか、というもの。日本の常識からすると「おやっ?」と思うものがあるのも興味深い。1.遺言を書かずに死ぬ。... -
経産省主催 ファミリービジネスセミナー 開催決定
経済産業省の「地域経済におけるファミリービジネスに関する研究会」が活動していることは以前もお伝えしましたが、その一環として、一般公開のセミナーの開催日が決まりました。東京と神戸で行われます。 ■■ ファミリービジネスと地域活性化 セミナー ... -
なぜ今ファミリービジネスなのか(6)家族の絆、地域社会の絆
NHKが朝と夜のニュース番組で『日本社会は、なぜ絆を失ってしまったのか。どうすれば、新しい絆をつくることができるのか』をテーマにキャンぺーンを行っている。 「絆」は、重要な社会関係資本であり、これを失うことは、社会の力、国の力を失うことにつ...