ファミリービジネス– category –
-
なぜ今ファミリービジネスなのか(5)株主価値至上主義の反省
ハーバードビジネスレビューの編集者が掲げた、この10年で最も影響を与えた経営概念ベスト12のトップにランクされたのが、「株主価値至上主義の戦略」だ。 編集者は、あまりにも株主価値一辺倒になってしまったために世界経済に悪い影響を与えた、と語っ... -
なぜ今ファミリービジネスなのか④ 中国の経営者はファミリービジネスから持続性を学ぼうとしている
中国の企業に向けてビジネス研修を提供している方に聞くと、そろそろ経営者の世代交代が課題になりつつあり、中国の経営者達は日本のファミリービジネスから、永続のための方法を学ぼうという気持ちが強い、とのこと。 ファミリービジネスの特徴である、世... -
なぜ今ファミリービジネスなのか③ 近代工業社会から知価社会への変化
堺屋太一氏は、近代工業社会のもたらした価値観が近年大きく変化しつつあると指摘している。 近代工業社会においては客観的、科学的、普遍的な価値観が優先し、 物財の豊かさが幸福感につながるものだった。 この社会を推進するためには、官僚主導の規格大... -
なぜ今ファミリービジネスなのか② ヨーロッパの老舗ブランドの変化
銀座でヨーロッパのブランド品を売る老舗の店主のお話。 昔は母親と娘で買い物にこられると、娘はブランド品(エルメス、グッチなどの)を欲しいとは言わなかった。万が一欲しがるような場面でも、母親が「あなたにはまだ早い」とたしなめていた。 母親が... -
なぜ今ファミリービジネスなのか ①
昨年、ファミリービジネス学会が設立されてファミリービジネスに対する関心が少しずつ高まってきているのを感じていたが、12月に入って、ますます注目を集めてきているようです。 今週はいろいろな場面で、いろいろな人と「なぜ今ファミリービジネスなのか... -
地域の活動とファミリー・ソーシャルキャピタル
ファミリーのソーシャルキャピタルの育成のために、町会、商店街、商工会、青年会議所などの活動が重要な役割を果たしている。 親子の関係が障害になって、父親から直接手ほどきを受ける機会が無い経営哲学を、地域の活動を通じて知り合う父親や祖父の友人... -
地域経済とファミリービジネス
12月4日に行われた経済産業省の「地域経済におけるファミリービジネスに関する研究会」は、ファミリービジネスの観点から今後の地域経済活性化のヒントを探ろうというものです。 第1回の委員会で出たキーワードは、 ファミリービジネスは強いが、同族企業... -
山田修氏のブログがすごい
2ヶ月ほど前から、私のパートナーコンサルタントの山田修氏がブログを始めた。 経営のヒントがたくさん得られるし、まず読んでいて元気になる。 初めて読む人は、「自信過剰の人?」と思うかもしれない。しかし、山田氏の自信は、地に足のついた自信だ。6社... -
3分の1のオーナーシップ
ファミリーのオーナーシップが3分の1を割ると、ファミリー企業のパフォーマンスは衰える。 (AndersonとReebによる、S&P500の調査結果、2003年) -
ファミリーのコミュニケーション能力
不健康なファミリービジネスの特徴のひとつに、ファミリー内でのコミュニケーション能力の低さを挙げたい。 自分が言いたいことだけ言って、相手の話を聞こうとしない、相手の本心はどこにあるのかに興味がない、言葉尻だけを捕らえて反論する、自分の正当...