ファミリービジネス– category –
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ファミリーの共通の夢
多くのファミリービジネスで、兄弟の中で仕事を引き継ぐひとりの子供が会社の株(所有権)も引き継ぐという形が一般的です。 事業承継のアドバイスを行う税理士や弁護士のほとんどが、「複数の子供に株を分散させるな、社長を引き継ぐ子供に集中して渡せ」... -
ネポティズム(縁者びいき)
ファミリーメンバーであるというだけの理由で高い役職についたり、高額の報酬を得たり、遅刻・早退・欠勤が多くても優遇されたりすることは、ファミリービジネスにありがちなことだ。 自社に従事するファミリーメンバーに対する、家族としての思いやりに満... -
取締役会の機能化
ファミリービジネス・コンサルタントが提案するポイントの一つに、取締役会の機能化がある。 社員数が50人を越えた頃から、ファミリー企業には機能的な取締役会が必要になる。 戦略策定や、進行のチェック、修正などが取締役会の主な課題になる。 取... -
プロブレム・メンテナンス・サイクル
親子で口論になることが定期的に繰り返されることがある。 いつも同じようなきっかけで、同じようないさかいが繰り返されているとき、その背景に、ファミリーで共有する、「触れることが恐ろしい大問題」が潜んでいることが多い。 これを、プロブレム・メン... -
送金中毒症
ビジネスファミリーの子弟は、送金中毒症にかかりやすい。子供の頃からの教育に原因があるようだ。 きちんと小遣い帳をつけ、収支を管理する教育を怠ると、資産を持つ親からの仕送りから離れられなくなる。 ビジネスファミリーの人的資産の育成は、小遣い... -
株は家長単独所有か兄弟分割所有か
先週、名古屋で講演しました。会場は勉強熱心な方たちで、熱気がこもったものになりました。今回のテーマは、「後継者のジレンマと成功の法則」。2時間半という長めの講演でしたが、あっという間に時間が過ぎました。 その後の懇親会で話題になったのが、... -
ご先祖様に申し訳が立つか
歌会始で入選した、青森県の中村正行さんの歌 「田づくりも今宵かぎりと燒く藁の赤き火見つむ妻と並びて」 体調が悪く、農業をやめる決意を歌にしたものだ。 入選したことで、「米作りをやめてもご先祖さまに申し訳が立つという思いがしています」とのこと... -
それでもファミリーは続く
年末から正月にかけて、身の回りで何人かの方が亡くなった。それぞれがファミリーの中で、大切な役割を果たし、ファミリーの文化を引継ぎ、育ててきた人たちだ。 大切な人を失ったファミリーのメンバーは、悲しみの中からも、新しい役割を担い始める。 一... -
天武天皇の伊勢神宮永続の秘訣
新年おめでとうございます。皆様良い年をお迎えのことと思います。 初詣は、地元の氏神様に参りましたが、今年は又伊勢神宮に参拝したいと思っています。神宮の神聖な空気に包まれると心も身体も癒され、精神がまっすぐに整う、という感じがします。 以前... -
沖縄ファミリービジネスフォーラムに行ってきました
12月8日、9日と、沖縄で開かれたファミリービジネスフォーラムに行ってきました。 優秀な国内ファミリービジネスの社長による事例紹介や、イタリアの万年筆メーカー「オーロラ社」の社長の講演など、有意義なフォーラムでした。 今回、第1回の日本の...