ファミリービジネス– category –
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事業承継時のファミリーの準備
ビジネスのリーダーが交代するときには、ファミリーの支援が必要です。特に交代の時期には、社長と後継者の関係にはストレスがつきまといます。 後継者の選定に関しては、ファミリーミーティングなどで、ファミリー合意することが必要です。後継者はオーナ... -
事業承継:権限の分散と集中
現社長が交代時期を明言することで、現社長も次期社長も、次期経営チームも、新たな一歩を踏み出し、会社にとって、新しい段階が始まります。 トップリーダーに権限を集中させるべきか、あるいはチーム内で権限を分散させるべきか。この問いに対して全ての... -
ファミリーとビジネスの整合性
ファミリービジネスが経営理念や事業戦略を考える場合、ファミリーのニューロロジカル・レベルとの整合性も必要です。 ビジネスの計画と、ファミリーの計画を並行的に行うことです。これは図のようなイメージです。 ファミリーミーティングで言語化された... -
社長の最も大事な仕事
前回までロバート・ディルツ氏のニューロロジカルレベルについてお話しました。 リーダーシップという点での社長の最も大事な仕事は、社員の自己認識レベル(存在そのもの)をサポートすることです。 その社員の貢献度の高い低いに拘わらず、褒めるにせよ、... -
ファミリービジネス社長の引退 4つの分野の葛藤
ファミリービジネスの場合、社長の引退の4つの類型(君主型、将軍型、大使型、知事型)のほかに4つの分野にわたる葛藤や緊張が複雑に絡み合うため、明確に類型にあてはめにくい要素がある、と経営学者のジェフリー・ソネンフェルドは指摘しています。4... -
次世代で会社を失う簡単な方法
どうしたら簡単に次の世代が会社を失うのか、というある雑誌の記事※をご紹介します。 遺言を書かずに死ぬ「弁護士と税務署を喜ばせよう」家族と会社の幹部には、資産承継と事業承継の考えを秘密にしておく。事業の承継を、プロセスでなく(自分の死によっ... -
バランスポイントを効果的に機能させるには
前回のブログでもお伝えしたバランスポイントは、オーナーサイドと経営マネージャーサイドの目標を統一させる仕組みです。バランスポイントは、特に以下の状況で効果的に機能します。 1. 創業者の引退など、パワーを持つ人がその役割を変える場合 2. 非同... -
オーナーズプラン:経営に対するファミリーの要望をひとつにまとめる
オーナーファミリーの意見がバラバラですと、経営側は何をしてよいのか、誰の意見を聞けば良いのか迷います。 そこで、バランスポイントモデルでのオーナーグループは経営に対する要望を「年次オーナーズプラン」としてとりまとめて取締役会に提出、一方マ... -
ファミリーとビジネス、ガバナンスのバランスポイント
ファミリーガバナンスとビジネスガバナンスの橋渡しをする部分については、それぞれのファミリービジネスで様々な取り組みが行われています。これらの取り組みをモデル化したものとして、「バランスポイントモデル※」があります。 これは、ファミリーとビ... -
社外取締役を採用して取締役会を機能化させる目的
社外取締役を採用して、取締役会を機能化させる目的として、以下のものがあります。 1.客観的な視点から経営の視野を広げる ファミリー役員と生え抜き役員だけでは視野が狭くなりがちです。社外取締役に最も期待されるのは社内にないものの見方や考え方を...