後継者– category –
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分散オーナー型は民法にマッチする
分散オーナー型は、株を子供たちに均等に分配する形態です。このタイプは欧米に多く見られますが、わが国でも、例えば兄弟で創業したファミリービジネスなどに見られます。 子供たちを公平に扱いたいという親の気持ちを満たすことができますし、相... -
オーナーシップ発展形態 2つのタイプ
オーナーシップの発展のパターンは、ファミリービジネスの組織原則に直結したテーマです。オーナーシップの発展パターンは、二つに大別することができます。毎世代、ひとりのオーナーに株式を集中させる「単独オーナー型」と、子供たちに... -
ビジネス発展の4つの段階
ビジネスにおいて、製品、サービス、市場によってひとサイクルの期間は違いますが、早ければ数年、長い場合でも10~20年でひとつのサイクルは終わりを迎えます。特に近年ではこのサイクルがどんどん早くなっています。 1.創業期 商品、... -
ビジネスの発展段階
ファミリーに対して、ビジネスにも発展段階があります。(図参照) ベンチャーとして企業家精神を発揮する「創業」段階、マーケットシェアを一気に拡大させる「拡大/組織化」段階、大きなキャッシュフローが見込める「安定成長」段階、そして「衰... -
ファミリー発展の4つの段階
創業の時点では経営者はファミリービジネスという認識はないかもしれません。若いころは子供には継がせない、と考えていても、年を重なるにつれて考え方が変わっていくことも多いものです。また、突出した経営者を輩出するファミリーには、代々引... -
これまでのファミリーの発展段階
ファミリー、ビジネス、オーナーシップには、それぞれ独自の変化のプロセスがあります。 このプロセスはそれぞれのファミリービジネスによって違いがありますし、近年は生き方の選択肢も増え、必ずしも当てはまらないケースが多くなってき... -
長期的な視野でとらえる
ファミリービジネスを何世代にもわたる長期で考えるために、この3円モデルを時間の経過を踏まえて発展させたものが「三次元発展モデル」(※1)です。 これは、Kerin Gersick、John Davis、Ivan Landsbergらがまとめたもので、フ... -
3円モデルが示唆すること
三円モデルが意味するのは、それぞれの立ち位置でニーズや利害が異なるということです。 例えば、配当に関して、AやDのオーナーシップに位置する人は、できるだけ多くの配当を得たいと考えますが、Cのビジネスに位置する人にとっ... -
3円モデル(スリーサークルモデル)
ファミリービジネスの構造を示す図をご紹介します。これは、ファミリービジネスの構造を理解するための重要な概念的な枠組みであり、ファミリービジネス概論の基本的枠組みとして用います。 ファミリービジネス研究者のRenato TagiuiriとJohn Davi... -
独自の、新たな、組織原則が必要
戦後民法を背景に、戦後から高度成長期にかけて生まれた同族企業は、イエをタブー視する風潮のなかで生まれ、育ってきました。イエ組織原則の余韻の残るなかで創業したものの、二代目、三代目の当主にとって、イエ型組織の原則は過去のものとなり、暗黙の...