事業承継– category –
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200年の視野を持つ
ファミリービジネスは200年のスパンで見るべきです。200年と言えば、ほぼ七世代にあたります。創業から三代目まで続く企業は、運が良かったということです。そこからさらに七代目まで続けるには、ファミリーの実力が問われます。その中で重要なのは、二代... -
三代で終わらせないために
弁護士として長年ロックフェラー家をはじめとする数多くのファミリーの資産管理や子弟教育に携わっているジェームズ・ヒューズ氏は、同族経営が3代で終わるのは自然の摂理だと言っています。 次世代、次々世代の繁栄のための策をとらなけれ... -
後継者の悩み「オヤジとの対立」は世界共通の課題
今月行った二つの講演では、後継者世代の皆さんの参加が多かった。 講演後の質問、その後の懇親会で多く尋ねられたのが、オヤジと意見が合わないという問題。 以前、このテーマで書いたものがある。 http://family-business.weblogs.jp/blog/2008/08/post-... -
創業社長、第2の人生が電子ブックに
引退後の自分の人生をどう過ごすか、この夢が持てるかどうかが円満な世代交代の大事な要素です。 この夢をかなえるお手伝いを行うプロジェクトが完了しました。 この創業社長は、きっぱりと仕事を後継者に任せ、若いころ目指した画家に戻り、国内、国外を... -
事業承継計画の不在が新戦略実施の障害になっていた事例
事業承継計画不在のため、ビジネスが停滞していた事例です。 戦後間もなくA氏は部品メーカーを立ち上げます。 兄弟、従弟とともに試行錯誤しながら品質を高め、大手メーカーの主力仕入先になります。 高度成長に支えられて、国内に3か所の工場を... -
老舗企業のターンアラウンド戦略
2008年にFBRに掲載された、老舗企業の立て直し戦略に関する論文がある。ファミリービジネスの立て直しの時に注意すべき点を示唆している。 ターンアラウンド戦略には、 ステージ1:組織改革 トプマネジメントの交代 外部の専門家のアドバイス ... -
事業承継学会
ファミリービジネスに大きなかかわりのある分野に、「事業承継」があります。この事業承継を専門に研究する学会が今年、立ち上がりました。 事業承継学会です。 京都を中心とする老舗企業の経営者、実務家、学者、研究者が集まり、数百年の歴史を誇る企業... -
放っておくほど危険、「承継の談合」
「承継の談合」と呼ばれる現象がある。事業承継を話し合う必要があるにもかかわらず、誰もそのことを言い出さない。当事者の間に承継について触れることを避けようとする心理的な力が働くことを言う。 父親の死についての話に繋がるため、そのことに触れた... -
父と子の対立
ファミリービジネスでは、世代間のコミュニケーションが課題になる。これは社長と専務(父親と息子)の関係に顕著に現れる。 父と子の対立の難しさは、どちらも正しさを持っていることだ。 同じ出来事を見ても、人によってとらえ方は全く違う。社長はうまく... -
引退の難しさ
私が携わるほとんどの経営者にとって、自分の引退、特に創業社長にとっての引退は、考えたくない問題であるようです。 私自信も、また、現役時代の後継者の仲間も、父親と計画的に引退、承継という事業をすすめた人はまれでした。 残念ながら、高齢になっ...