事業承継– category –
-
現社長と次期社長の決意
ある企業の現社長が世代交代の時期や次期社長を明確に発表したお陰で、次世代チームが、今まで越えられなかった壁を一気に飛び越えて、チーム一丸となって新たな高みに立ったように見えました。 現社長の引退の時期表明と後継者指名を受けて、次期経営チー... -
次期経営チームの育成
創業者と違い、後継社長がひとりで会社を動かすことは難しいものです。なぜなら、世代交代の頃には組織は創業時より複雑になり、利害関係者の数は増し、管理すべき要素が格段に増えるためです。 そこで、後継者を中心とした次期経営チームの育成が必要にな... -
経営理念、事業戦略を見直す
経営理念の再構築にあたり、ロバート・ディルツ氏の「ニューロロジカル・レベル」を会社にあてはめて考えてみます。 下記の図に示すように、企業をニューロロジカル・レベルの階層構造に照らした場合、経営理念や、ミッションステートメントは「自己認識」... -
社長の最も大事な仕事
前回までロバート・ディルツ氏のニューロロジカルレベルについてお話しました。 リーダーシップという点での社長の最も大事な仕事は、社員の自己認識レベル(存在そのもの)をサポートすることです。 その社員の貢献度の高い低いに拘わらず、褒めるにせよ、... -
継承後のビジネスの準備
現社長の重要な仕事は、自分がいなくなってもビジネスが成長していくようにすることです。そのためには「もし業界の経験のない人に会社を売却するとしたら、会社の価値を高めるために何が必要だろう?」と考えてみることです。 経験のない人がオーナー社長... -
後継者の成長を見守る現社長の試練
息子をいきなり自分の秘書にして仕事を学ばせようとする社長がありますが、これはお勧めできません。 仕事に責任を持ち、自分で悩み工夫するからこそ能力が身につくものです。父親として息子が失敗する姿を見たくないために、あるいは息子の能力不足のせい... -
後継者の自己育成計画
後継者が社長になるまでの時期は、重責を担ってからではできない経験ができるときです。学びの多い時期ですが、時間は限られています。 この時期に何を経験し、何を学ぶかをしっかり計画することが重要です。計画を立て、粛々と実行することで自分の成長を... -
後継者が準備期間に学ぶべきことは?
「能力開発計画がいかに苦しいプロセスであるにせよ、後継者自身が、自分の能力開発に絶対的な責任を持つべきことを明確に理解しなければいけない」と、ファミリービジネス研究の権威、ジョン・ウォード氏は言っています。父親の会社だからやっていけると... -
引退する社長の8つの課題:アラン・B・チネンの分析
後進に道を譲り現場を退いた社長が、その後の充実した人生を歩もうとするとき、童話や神話に出てくる年長者の物語に多くの示唆が得られます。 ユング派精神分析医のアラン・B・チネンは『成熟のための心理童話』(早川書房1996)の中で、人生の後半を価値... -
社長退任後は「自己の超越」を!~老年童話に見る課題
後進に道をゆずり退いた社長が、その後の充実した人生を歩もうとするとき、童話や神話に出てくる年長者の物語に多くの示唆が得られます。 それは、神話やおとぎ話の英雄物語のヒーローが後継者から社長へと成長する若者の人生の旅の道しるべを示唆するよう...