よくある質問(FAQ)

コンサルティング費用について知りたい

アセスメント(詳細調査)と改善策の実施の2段階になります。

ご依頼の内容、FとBの規模や状況、複雑さの度合いによって費用は異なります。
例えば家族4名、月に1回、2時間程度のミーティングを想定した平均的な取り組み例では、

  • 顔合わせ面談:3万3千円(税込)
  • アセスメント:66万円(税込)~
  • 改善策の実施:月額33万円(税込)~

これらを目安にご検討いただき、問い合わせフォームからご連絡ください。

ファミリーミーティングの取組みに対して家族の同意が得られないのですが

主要なファミリーメンバーが同席してのミーティングが理想的ですが、全員の同意を得ることが困難な場合も少なくありません。そのような場合は、同意を得られた家族だけでミーティングを始めることも可能です。

家族にどのようにファミリーミーティングの賛同を得るか、そのプロセスについても支援させていただきますので、ご相談ください。

「事業承継コンサルティング」とは何が違うのでしょうか?

ファミリービジネスコンサルティングの中に「事業承継」のテーマが含まれていますが、事業承継だけを支援するものではありません。

金融機関、税理士事務所、生命保険会社などが事業承継の支援サービスを行っています。しかし多くは株や不動産などの財的資産を、財務的に有利に次世代に移動させることが目的で、オーナーファミリーの背景や、ファミリーの将来に向けた健全な発展までを目的にすることはほとんどありません。株式や不動産の承継が終わればコンサルティングサービスが終了となるケースがほとんどです。

ファミリービジネスコンサルティングは、ファミリービジネス・システム(ファミリー/ビジネス/オーナーシップの全体)の持続的発展と、構成するメンバーの幸福を目的とするコンサルティングで、財的資産のみならず、ファミリーの人的、知的、情緒的な目に見えない資産を育成し、次世代へと発展させることを支援するものです。その意味で、世代を超えて長期的にクライアントに伴走するサービスです。

ファミリーガバナンスとはどのようなことでしょうか?

企業のガバナンス(意思決定のための仕組み)のように、オーナーファミリーが行う、ファミリー側の意思決定の仕組みを意味します。オーナーで会社に従事するファミリーメンバーが一人だけであれば、特にファミリーガバナンスを意識する必要はありませんが、株主として、事業参加者として複数のファミリーメンバーが参加している場合には、ファミリー側の意思決定の仕組みが必要になります。オーナー社長とその子供の後継者の二人だけが関与する場合でも、ファミリーガバナンスは必要です。

少人数であれば家訓やファミリー憲章などの形で基本ルールを確認し、年に数回のミーティングを行います。

本家・分家が株を持ち、多くの家族メンバーがメイン事業や関連事業に携わる場合は、「ファミリー評議会」や「ファミリー総会」、「ファミリー教育委員会」、「ファミリーコミュニケーション委員会」などの機構を設けてビジネスを支えるファミリーの意思決定や能力開発のための仕組みを作ります。

また、ファミリーの資産を管理する「ファミリーオフィス」がファミリービジネスの実務面をサポートすることもあります。

ファミリーの背景や構成によって、最適な仕組みは異なります。セブン・スプリングスはファミリーガバナンスの仕組みづくりを支援します。

コンサルタントとの取組について、社長(父親)の賛同を得られないのですが、良い方法はありますか?

社長(ファミリーの長)の取り組みへの参加は重要ですが、直接参加しない場合でも、例えば次世代を中心としたファミリー会議を組織するケースもあります。そのような場合でも、会議の内容を随時社長に報告することは欠かせません。セブン・スプリングスは、ファミリーとビジネスの重なりの中で、アドバイザーの存在が必要であることをキーパーソンに理解していただくための支援をさせていただきます。

他社で勤めている息子を自社に入れたいのですが、セブン・スプリングスに説得を依頼できますか?

このような場合に代理人が説得することは得策ではありません。親子が直接対話することで意思疎通が図れます。とはいっても、通常は、ファミリーとビジネスの重なりの中で、ファミリーメンバーだけでの意思疎通は困難です。ファミリービジネスの力動や心理に関する経験豊かなセブン・スプリングスのアドバイザーが、親子の対話に同席し、建設的な対話のサポートをさせていただきます。

社長(父親)と常務(叔父)が対立していて、社内の雰囲気も良くありません。

対立する当事者同士だけの努力で対立を解消することは、特に対立の歴史が長い場合、大変にハードルが高いものです。このような時こそ、経験豊富な第三者の介入が必要です。ファミリーとビジネスの心理支援の経験が豊富なセブン・スプリングスのアドバイザーが対立の解消をサポートします。

依頼した場合、家族の恥になるようなことも話さなければいけないのでしょうか?

機密保持がセブン・スプリングスが最も大切にするクライアントとの約束です。ファミリービジネスの外部に対する機密保持だけでなく、個人が守りたい機密については他のファミリーメンバーには口外いたしません。

「恥」の意識は、時としてファミリービジネスの発展を妨げる見えない障害となり、ファミリーの健康を損ねる原因になっている場合があります。「恥」について、ファミリー会議のテーブルに乗せ、考えを共有することで、「恥」をファミリーの資産に変えることも可能です。

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