セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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兄弟経営の成功要因 前編
兄が社長、弟が専務というように、兄弟で経営しようとする場合、ワンマン経営との違いについてよく考えておく必要があります。 世代交代の時、先代も兄弟経営であれば、次世代の兄弟経営にあまり大きな問題は生じないものです。次世代は兄弟経営の生の手本... -
後継者候補が複数の場合
複数の後継者候補がいる場合、どのように選んだらよいのでしょうか。 現役社長にとってこれは大きな悩みです。多数の子会社を持つグループ企業の場合は、次世代の兄弟姉妹はそれぞれが自分の担当する会社を受け持つという選択肢があります。しかし規模が小... -
後継者に対する評価は、短所よりも長所に着目する
リーダー能力を養うためのポジションが都合よく空席になっているケースは少ないものです。 特に小規模のビジネスほど融通が利きにくく、どこでこのバランスをとるかが課題になります。ビジネスには有無を言わせぬ状況はつきものです。 したがって、早い時... -
「人望」と「人気」を混同しない
後継者が準備段階を経て社長に就任すると、一か月以内に今まで想像していなかったような内面的な変化が起きます。 特に組織が大きいほど、この変化は大きいようです。私自身、二十数年前に社長就任した時、このような内面の変化に気づきました。そして、コ... -
後継者のリーダーシップ育成のヒント
後継者がビジネスの基本を学んだ後、35歳から45歳の時期は、リーダーシップを高めることを事業承継計画の主眼に据えたいものです。 後継者と目され、ファミリーメンバーというだけで権限を認められることもありますが、それだけは会社を経営するのに必要な... -
後継者の成長を見守る現社長の試練
息子をいきなり自分の秘書にして仕事を学ばせようとする社長がありますが、これはお勧めできません。 仕事に責任を持ち、自分で悩み工夫するからこそ能力が身につくものです。父親として息子が失敗する姿を見たくないために、あるいは息子の能力不足のせい... -
メンターは後継者の成長を確かなものにする
後継者の学習を確かなものにするために、メンター(指導者)を指名することをお勧めします。非ファミリーメンバーの社外役員や、ファミリーをよく知る他社の経営者、信頼できるコンサルタントなどに依頼します。 最近、「エグゼクティブ・コーチング」が盛... -
後継者が経験しておくべきポジション
リーダーとしての経験を積むために、社長交代までに後継者にお勧めのポジションがいくつかあります。 新規プロフィットセンターの長 例えば、新店舗や新支店の長のポジションは、リーダーシップ育成の好機です。副支店長ではリーダーシップの育成にはつな... -
後継者の自己育成計画
後継者が社長になるまでの時期は、重責を担ってからではできない経験ができるときです。学びの多い時期ですが、時間は限られています。 この時期に何を経験し、何を学ぶかをしっかり計画することが重要です。計画を立て、粛々と実行することで自分の成長を... -
後継者が準備期間に学ぶべきことは?
「能力開発計画がいかに苦しいプロセスであるにせよ、後継者自身が、自分の能力開発に絶対的な責任を持つべきことを明確に理解しなければいけない」と、ファミリービジネス研究の権威、ジョン・ウォード氏は言っています。父親の会社だからやっていけると...