セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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社外取締役か、諮問委員会か?
前回のブログで、ファミリービジネスにおいて社外取締役の重要性をお伝えしました。 しかし、社外取締役は法的な責任を伴うため、拘束力のない「諮問委員会」として社長や取締役に対するアドバイスを行う方法もあります。社外取締役か、諮問委員会かという... -
ファミリー企業のガバナンス2 社外取締役について
ファミリー企業のガバナンスに関して、強くお伝えしたいことは、社外取締役や社外監査役は、大企業や上場企業以上に、ファミリービジネスにおいて必要である、ということです。 ファミリービジネスにおいては社長の任期は上場企業よりも圧倒的に長く、意思... -
ファミリー企業のガバナンス 1
コーポレートガバナンスに関しては、多くの書籍で語られていることなので、特にファミリービジネスにとって重要な二つの点についてお話します。 ひとつ目は「社外取締役の採用を含めた取締役会の機能化」、もうひとつは「ファミリーの価値観と企業理念の一... -
ファミリーオフィス
ファミリーガバナンスが最も公式に行われる形態として、ファミリーオフィスが挙げられます。ファミリーオフィスとは、ファミリーの富を世代を超えて維持、発展させるための機構のことです。 ファミリーの富とは、人的資本、社会関係資本、財的資本のことで... -
ファミリーガバナンスに効果はあるのか?
ファミリーガバナンスに時間と費用と努力を費やした結果、ビジネスに対してどの程度の効果があるのか? この問いに対して、示唆を与える研究結果※1があります。 米国で行われたこの調査は、オーナー家が50%以上の株を持つ非上場企業と、オーナー家が10%... -
ファミリーミーティングの柔軟な運用:費用、ビジネスの議論をしないこと等
ファミリーミーティングをしっかりした組織にしようと、運営を厳密にし、強い強制力を持たせ過ぎてしまうと、かえって失敗することがあります。 硬直的な組織は破綻しやすいものです。適度な柔軟性や融通も必要になります。そのためには、ファミリーのコミ... -
ファミリーミーティングの議題と3つの分野
たとえ夫婦や家族4人のミーティングであっても、普段のおしゃべりとは違って、少しフォーマルに、形式、手順を追って話し合いをしてみることをお勧めします。 わざわざ人工的にミーティングを行うことには価値があります。自然なおしゃべりと違って、ファ... -
FFI Practitioner 第2四半期の最も人気の記事
武井が参加した寄稿文が「FFI Practitionerの第2四半期の最も人気の記事」にランクインしました。 FFI Practitionerは、米国のファミリービジネスに助言する実務家のための団体、Family Firm Instituteが毎週配信している情報誌です。今回の寄稿は、セラピ... -
ROPES:フォーマルなファミリーミーティングのルール
前回のブログでもミーティングのグランドルールについてご紹介しました。今回はROPES※と呼ばれる5項目をご紹介します。ファミリー評議会など、よりフォーマルな形で行うミーティングでは、ROPESを踏まえ、グランドルールを策定すると良いでしょう。 R:Res... -
ファミリーミーティングの注意点:グランドルールを設定する
ファミリーで話し合う時のルールを作り、全員がそれを意識することは、ファミリーが集団としての問題解決能力を高めることにつながります。 ルールを決めることについてのファミリーの話し合いも必要になるでしょう。それは、関係のスキル向上のよいトレー...