セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
-
ファミリーガバナンス:ルール、規程を文書化する
前回に続き、ファミリーガバナンスで議論して作成される文章の典型的なものをご紹介します。 【ファミリールール、行動規範】 家訓の精神に基づいた具体的な行動指針です。家憲に含まれることもありますが、家憲がまとまるまでの間、独立して定めることも... -
ファミリーガバナンス:家訓、家憲(ファミリー憲章、家族憲章)
ファミリーガバナンスで、メンバーで議論して作成される文章の典型的なものをご紹介します。 【ミッションステートメント、家訓】 家訓やミッションステートメントは、創業者や一族が代々大切にしてきたことを規範や戒めとして文章化したものです。創業者... -
文章化の重要性
ファミリーミーティングでは、家訓やファミリー憲章など、ファミリーが大切にしたい価値観や守りたいルールを文章にすることが重要な活動になります。特にきょうだい所有以降や複数世代のファミリーが集まる場合には、合意された内容を書いたものにして共... -
ファミリーミーティング:話し合いの目的
ファミリーミーティングは、以下の目的をもって行うものです。 【1.強いファミリーと強いビジネスを作る】 強いファミリーの関係やファミリーの持つ強いビジネスへの決意、創業の精神やファミリーの価値観がビジネスに反映し、強いビジネスを育てること... -
情緒的オーナーシップ
会社の株は本家の長男が集中的に所有していても、いとこ、はとこまでがビジネスに参加しているような場合、一族の動向がビジネスにも大きな影響力を持つ状況であれば、ファミリーは情緒的なオーナーである、ということができます。 単純に株を持つこと(法... -
夫婦のミーティング
どの段階のファミリーにとっても、基本的に大切にしていただきたいのが夫婦のミーティングです。ファミリーの基本単位は世帯、つまり夫婦と子供の単位です。 夫婦のミーティングに、わざわざ日時や議題を決めて行うのは不自然だとおっしゃる方があるかもし... -
ファミリーミーティングの必要性
ファミリーガバナンスの基本は、ファミリーが定期的に話し合う場を持つことです。ファミリーガバナンスのためのファミリーミーティングは、あらかじめ日時、場所、議題を決めて定期的に行います。 【法事はファミリーの結束を高める機会】 冠婚葬祭などの... -
ファミリーエンタープライズ
FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定プログラム資料より オーナーシップが単独所有から兄弟所有、いとこはとこ所有へ進み、ビジネスが多くの非同族経営陣によって運営される規模になると、ファミリーガバナンスとビジネスガバナンスをしっかりと構... -
ビジネス(コーポレート)ガバナンス
企業のガバナンスを担う中心的な機構として取締役会があります。ファミリーとビジネスがそれぞれ発展すると共に取締役会の役割、機能も変化していく必要があります。 ほとんどの創業世代のファミリービジネスでは、取締役会は法的な手続きのためだけに存在... -
どんなビジネスファミリーにもファミリーガバナンスを
前回、前々回でご紹介した3つのファミリービジネスは、それぞれ規模が違い、創業からの年数も違います。しかし、その取り組みには共通するものがあります。それは、「ファミリーガバナンス」です。 ガバナンスという言葉は人によって様々な意味に用いられ...