セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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兄弟経営チームの成功要因
このところ、兄弟で経営するファミリービジネスからのコンサルティング依頼が続いている。 世代交代の時、先代も兄弟経営であれば次世代の兄弟経営にあまり大きな問題は生じない。次世代は手本を生で見ているからだ。 しかし、ワンマン経営者の次世代が兄... -
世阿弥:「家をつなぐのに大切なのは、血ではなく芸」
200年クラブの会員向けビデオのために、観世流太鼓方の観世元伯氏(父・同流十六世家元観世元信)にインタビューしました。 お能の歴史、芸を継承すること、時代に合わせて変えていくこと、変えないことなど、600年以上の年月を重ねて生み出されてき... -
ファミリービジネスアドバイジングを研究対象とするための枠組み
これまでは、ファミリービジネスに対するアドバイジングについては、断片的な研究、体験的な報告ばかりであり、学者の間では研究対象にはなっていなかった。ご紹介する論文は、このような背景で、ファミリービジネスアドバイジングに関する過去の論文を統... -
ファミリー企業家志向
ビジネスの永続性に着目した研究は数多くあるが、オーナーファミリーの世代を超えた企業家精神に関する研究は少ない。 ファミリーの持つ継代企業家精神 (Transgenerational Entrepreneurship) に着目した研究がある。 From Longevity of Firms to Transgen... -
自分にはオヤジの血が流れている
多くのファミリービジネスのオーナー経営者は、若いころの父親との対立を語りながら、「でも、自分にはオヤジの血が流れている。」と話します。 アプローチ方法や得意分野は違っていても、ファミリーとビジネスに対する強い思いは変わらないのだと思います... -
ファミリービジネス・コンサルタントは修行僧のようなもの
ファミリービジネスコンサルタントとして、クライアントのファミリーと仕事をすると、、様々な領域のテーマに関わることになります。 ビジネスの課題や家族の関係はもとより、政治的、宗教的な団体とのつながりや、教育、健康、地域の風土などの様々な要素... -
ファミリーガバナンス
昨年は大王製紙の三代目の事件が大きな話題になりました。 ニュースでは三代目個人の問題として取り上げられていました。私も2つのテレビ番組からインタビューを受け、三代目の特殊性について話しました。 確かに三代目個人の暴走がこの事件のニュース性... -
12月15日 200年クラブワークショップ開催
ビジネスを営むファミリーには、多くの「暗黙の前提」が存在します。 例えば、 ・(前提)「わが一族は完璧である」 ⇒心配事を共有するよりも、忘れようとしてしまう ・(前提)「わがファミリーは前向きで仲が良い」 ⇒家族の心配事を話しにくくなる ⇒対立を... -
FFI 総会のホテルの前で職を求める若者達が公園を占拠
ボストンに到着。 大勢の若者が"JOBS" や"Occupy Boston" などのプラカードを掲げてホテルの前にテントを張っている。 一部の富裕層への富の集中に反対して。 この場所で Family Wealth (人的、社会的、財的)を考える総会が行われるのは偶然ではない。 -
言うべきか、避けて通るべきか?こう着状態を解消する5つのステップ
ビジネスファミリーでは、こんな内的な会話に出合うことがしばしばです。 「この問題を話すと、助けになるどころか相手を傷つけることになる。」「姉にそのことを話したのに、姉は一向に改めようとしない。これ以上話してもしょうがない。」「従兄弟と話し...