セブン・スプリングス コンサルタントのブログ
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社長は自社の歴史を語れるか?
鰹節の老舗、株式会社にんべんの十三代社長、高津克幸氏の講演を聞いた。創業1699年(元禄12年)、310年の歴史のある会社だ。創業から現在までの歴史、その中での数々の危機をどう乗り越えてきたかが語られた。享保の大火、明治維新での御用金貸し... -
欧州委員会のファミリービジネス報告書
昨年11月、欧州委員会に報告された、ファミリービジネス・セクター育成を推奨する報告書がある。概要は以下のとおり。ファミリー企業は重要な存在である。それは、単に経済面の貢献、というだけにとどまらず、長期にわたって安定した存在であり、地域社... -
セミナー:200年続く「同族企業」の秘訣 ~三代でつぶさないために~
これまで、各地の銀行や勉強会に招待されて、セミナー・講演を行ってきましたが、初めて自社企画のオープンセミナーを行うことにしました。タイトル:200年続く「同族企業」の秘訣 ~三代でつぶさないために~日時:4月10日(土)内容:・同族企業は三代で... -
長寿企業はほとんどファミリービジネス(同族企業)
このところ、長寿企業や老舗に関する本が多く出版されています。主なところを挙げると、 200年企業(日経ビジネス人文庫) 百年企業、生き残るヒント 角川SSC新書 百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない (朝日新書) などです。日経新聞の連載、「200年... -
結婚前にやっておくべきこと
ファミリービジネスのメンバー、特に後継者は、結婚前に婚約者と話し合っておくべきことがある。それは、生活上の義務,資産の取り扱い,離婚の条件などにかんする取り決めである。アメリカではプレナップ(Prenuptial Agreement:婚前契約)と呼ばれ、よく... -
欧州委員会でファミリービジネス政策宣言
欧州委員会の企業産業総局(Directorate-General for Enterprise and Industry for European Commission)は、ファミリービジネスに関する調査の後、加盟国に対してファミリービジネス部門に対して注目することを求めるレポートをリリースした。ファミリー... -
社外取締役の活かし方
ファミリービジネスの発展にとって、社外取締役は大きな助けになる存在です。ファミリー、ビジネス、オーナーシップの調整機能としての取締役会に、社外取締役は不可欠といってよい存在です。「全国社外取締役ネットワーク」の「季刊 社外取締役」(Vol.21... -
成功するファミリービジネスのコンフリクト管理戦略
ファミリービジネスというと、ワンマンの独裁社長のイメージがある。ビジネスの業績は上がるが、社員やファミリーは幸せではない、というイメージだ。Texas Tech University の Sorenson教授が行った調査がある。ファミリービジネスで使われる、コンフリ... -
社会貢献はファミリービジネスの利益を伸ばす
サントリーの「利益三分主義」は、事業で得た利益は三分の一を社会に還元し、三分の一はお客様やお得意先にサービスとしてお返しし、残りの三分の一を事業資金とする、というもの。サントリーのみならず、優秀なファミリービジネスは、地域や社会への奉仕... -
事業を続ける強い決意
200年以上続くような老舗企業の歴史には、必ずといってよいほど拡大の時代と縮小の時代があります。ある老舗の8代目社長は、「墓参りのときに、先祖の墓が並ぶ中に中興の祖と言われた四代目の墓もある。しかし私が感謝するのはすべての先祖に対してだ...