事業承継– category –
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映画 House of Gucci でみるファミリービジネス 前編
UMB-O - stock.adobe.com Gucciファミリーについては、ファミリービジネスコンサルタントの間で、以前から取り上げられ、勉強会などでも扱われています。三代以上の歴史を持つ企業ですが、残念ながら現在のGucciブランドにファミ... -
ファミリービジネスの自社株式:集約か分散か
●長子単独オーナー型長子単独オーナー型の長所は、何と言ってもルールがシンプルであるという事です。誰にとってもわかりやすく、次のオーナーが誰であるかはすべての人にとって明確です。二男に生まれた者は、家業のトップではない仕事、または全く別の仕... -
分散型オーナーシップの発展段階
ファミリービジネスが継続し、4世代目になると、はとこ同士が株主になります。中には互いに顔を見たこともない、話をしたことがない株主もあるほどにまで広がります。 共通の曽祖父を持つという関係ですが、祖父母の記憶があっても、曽祖父を記憶している... -
ファミリービジネス:オーナーシップの発展段階
オーナーシップの発展のパターンは、ファミリービジネスの組織原則に直結したテーマであるため、少し詳しく見ていくことにします。 オーナーシップの発展パターンは、二つに大別することができます。毎世代、一人のオーナーに株式を集中させる、「集中オー... -
ファミリービジネスの発展段階
ビジネスには発展のサイクルがあります。(下記の表を参照)ベンチャーとして企業家精神を発揮する「創業」段階、マーケットシェアを一気に拡大させる「拡大/組織化」段階、大きなキャッシュフローが見込める「安定成長」段階、そしてビジネスは「衰退/... -
核家族からファミリーネットワークへの進化
ヤングアダルトファミリーから世代交代へと、核家族ファミリーは段階を踏んで発展していきますが、さらに世代を重ねてゆくと、ファミリーは「核家族」、「多世代家族」、「ファミリーネットワーク」へと進化していきます。 3次元発展モデルの開発者の一人... -
オヤジとムスコの対立は通過儀礼
オヤジ対ムスコの対決は、父として、また子として成長するための通過儀礼であるように思います。 これは、互いの成長のための、ひとつのプロセスであり、いずれその時代は終わり、男同士として、経営者同士として互いに尊敬し、信頼する時代がやってくると... -
オヤジとムスコの衝突
引き続き、オヤジとムスコ問題です。 私が最も父親と衝突した時期は、父親が60歳~70歳、私が33歳~40歳の頃でした。私には前回でもお示しした下記の図の区分は、説得力あるように見えますが、いかがでしょうか。 この研究は、ダニエル・レビンソンが提唱... -
オヤジとムスコ:相手の世界観を理解する
オヤジとムスコの心の底では、全く異なる動機が働いています。 それぞれの異なる動機から見た世界は、それぞれ違った意味を持つものになります。ある製品の売り上げが思わしくないとき、オヤジは「努力が足りないからだ」と言い、ムスコはマーケティング手... -
オヤジとムスコは世界の見え方が違う
神話の時代から言われているように、父親というものは息子にとって永遠のライバルです。父親は人生の師でもあり、超えなければいけないものでもあります。 ファミリービジネスにおいては、オヤジとムスコの関係は、親子であると同時に上司と部下という二重...